
26/2/27
Visit Malaysia 2026
「Visit Malaysia 2026(VM2026)」は、2026年を通して展開されるマレーシア政府主導の全国規模の観光・文化キャンペーンです。
主催はマレーシア観光芸術文化省で、日本・タイをはじめとする地域パートナーと連携しながら進められています。
単なる観光プロモーションにとどまらず、
日本・マレーシア・タイの文化協力を軸とした“文化外交”のプラットフォームとして位置づけられている点が大きな特徴です。
■ キャンペーンの主な柱
VM2026では、マレーシアの多層的な魅力が次の視点から紹介されています。
1. 多文化社会の豊かな伝統
マレー系、中国系、インド系、そして先住民族の文化が共存するマレーシア。
その多様性そのものが、国のアイデンティティとして発信されています。
2. ユネスコにも認められた食文化
フードトレイル、料理教室、体験型ダイニングなどを通じて、
ローカルフードの奥深さを“体験”として提供。
3. 本物のローカル体験
東マレーシアや東海岸地域など、これまであまり知られてこなかった地域にも光を当て、
村落観光や地域祭りなど、暮らしに根ざした文化を紹介しています。
■ 持続可能性(サステナビリティ)への取り組み
VM2026のもう一つの重要な柱が「持続可能な観光」です。
観光分野における電気自動車(EV)の導入推進
屋台文化における食品ロス削減など、責任ある観光の推進
文化や自然環境を守りながらのインフラ整備
大量消費型観光から、
“意味のある体験型観光”への転換が明確に打ち出されています。
■ 日本・タイとの連携
このキャンペーンでは、日本の「クールジャパン」政策や、タイの地域密着型観光モデルから学びながら、文化を軸に経済成長や地域活性化を目指しています。
文化は単なる伝統ではなく、
人と人をつなぎ、経済と地域を動かす力であるというメッセージが込められています。
私は現在マレーシアで学ぶ日本出身の学生として、この「Visit Malaysia 2026(VM2026)」の取り組みをとても意義深く感じています。
VM2026は単なる観光促進キャンペーンではなく、日本とマレーシア、そしてタイを含む地域間の人と人とのつながりをより強くするプロジェクトだと感じています。
文化交流は、政府間の正式な外交の場だけで生まれるものではありません。
食を囲む時間、地域のお祭り、旅先での出会い、日常の何気ない対話の中でこそ、自然に育まれていくものだと思います。
文化、持続可能性、そして地域間の協力を組み合わせたVM2026は、
ASEAN地域におけるこれからの国際連携のあり方を示す一つのモデルになるのではないでしょうか。
EmPath 特派員、Sara マレーシア

