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特派員レポート 『すべての人に文化を』― ノヴィサドで見た芸術の未来(セルビア)

25/4/25

1. イベント概要

1)イベント名 Accessible Art フェスティバル(アクセシブル・アート・フェスティバル)

2)開催日時

2025年4月31日~5月2日

3)イベントの種類

アートフェスティバル

4)開催地(都市・会場名)

セルビア・ノヴィサド市 Edseg ハンガリー文化センター

5)主催者(団体・個人)

ノヴィサド市(共催:ブリティッシュ・カウンシル、EU)

6)公式ウェブサイト・SNS

記載なし

2. イベント詳細・ハイライト

イベントの特徴・コメント(イベントの主旨、ユニークな点など)

1948年に採択された国連人権憲章の存在を知っていても、その中にどのような理想が込められているかを、私たちは本当に理解しているでしょうか?その中の第27条には、こう記されています。「すべての人は、自由に地域社会の文化生活に参加し、芸術を楽しみ、科学の進歩およびその恩恵を享受する権利を有する。」

この条文の一節が歌詞に取り入れられ、インクルーシブ・オーケストラ「グッド・ピープル」による開幕パフォーマンスで披露されたとき、観客の多くは初めてその言葉に出会い、心を動かされたのではないでしょうか。

Accessible Art フェスティバルの目的は、普段は目にされることの少ないアーティストたち、特に障害を持つアーティストの作品に光を当てることでした。来場者は、現役のアーティストによる作品や、ミラン・ペトロヴィッチ特別支援学校の生徒たちによるアートワークショップから生まれたインスタレーションなど、多様な表現に触れることができました。

また、フェスティバル期間中には、芸術や障害教育の分野で活躍する専門家によるパネルディスカッションも行われ、文化芸術の場における「インクルージョン(包摂性)」の重要性について議論されました。

参加者、出展者、講演者たちは、温かく、そして喜びをもって観客を迎え、それぞれの才能を共有しながら、誰もが参加できる文化のあり方を提案してくれました。このイベントは、これまで公共の場でなかなか声を上げることができなかった人々が、社会の一員として“見え、聞こえる”存在となることを祝福する時間でもありました。

特派員 Vera Jasevski, Serbia


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