
25/11/3
2025年10月19日、 「Japanese Language & Culture 2025」が開催されました。
このプログラムは、“日本語を学びながら日本文化を体験する”*ことをテーマに、 世界中の日本語学習者がZoomを通じて参加。約15名が集まり、言葉と文化を通じて「日本」を深く感じるひとときを共有しました。 日本語講師の馬内梨香子さんが担当した日本語クラスでは、初心者・初級者(JLPT N5〜N4レベル)を対象に、日常会話や挨拶、旅行で使える表現を中心にレッスンが進行しました。
授業では、「こんにちは」「○○をください」といった基本フレーズだけでなく、
日本独自の丁寧さやコミュニケーションのニュアンスについても解説。 レッスンの中では、季節行事や日本の生活習慣についても取り上げられました。お正月、花見、夏祭り、そして食文化に関するトピックでは、寿司・おにぎり・和菓子などが紹介され、参加者たちは画面越しに日本の四季を感じながら学びを深めました。
また、クイズやミニアクティビティを交えた進行により、「楽しく学びながら自然に日本語が身につく」体験となりました。 本プログラムの後半では、EmPathの恒例企画であるアートプログラムが行われました。
アーティストの笠井祐輔さん、笠井綾(Melo)さん、そして安井佳奈子氏が登壇。それぞれ個性豊かなセッションを担当しました。
佳奈子さんのセッションでは、Zoomのホワイトボード機能を使ったユニークな体験が行われました。参加者はオンライン上でペンツールを操作し、自由な色と太さの線を思い思いに描きました。
赤や青、緑の線が重なり合い、画面上には国境を越えた“共創のキャンバス”が誕生。
佳奈子さんはその線をもとに、日本らしいモチーフと漢字を組み合わせ、一つの美しいアート作品へと仕上げました。
続いて、アーティストの笠井祐輔さんと笠井綾(Melo)さんによるコラボレーションプログラムが開催されました。このセッションでは、参加者が自分の好きな日本の食べ物や植物をテーマに選び、それをもとにオリジナルの年賀状デザインを作成。さらに、年賀状のデザインには「来年の抱負を表す漢字一文字を書くスペース」が用意され、参加者がそれぞれ思い思いの文字を選び、自らの手で作品を完成させる趣向となっています。 今回のイベントでは、日本語を学ぶだけでなく、”感じて、表現する”ことで文化を理解するEmPathらしい取り組みになりました。




