
25/11/25
皆さん、こんにちは。EmPathより、12月号のニュースレターをお届けいたします。
年の瀬が近づき、私たちのまわりにある文化や人とのつながりを改めて感じる季節となりました。今月も、世界各地のEmPathメンバーが届けてくれた活動報告や、心温まるストーリーをお届けします。
Topic① 海岸線の美術館を訪ねて
2011年3月11日、東北地方を襲った大地震と津波。 その後、この町には防潮堤が建設されま したが、「海が見えなくなった」という声もありました。
そんな中、**高橋窓太郎さん(海岸線の美術館館長)**は、「芸術家として何かできないか」と地域を訪れ、 3年間の対話を経てこの美術館が生まれました。
地元の文化と人の思いを防潮堤に描き、自然と文化が共鳴する場所となりました。
私が感じたのは、 作品以上に信頼と協働のプロセスの美しさでした。アートは人と景観と物語を結ぶ力がある.次回はEmPathの仲間たちと訪れたいと思います。 近々、EmPathアートプログラムの作品もここに描かれます
エグゼクティブディレクター兼創設者 松浦広展
Topic② - Aki Matsuri(秋祭り)
マレーシアでも日本の秋を感じられる恒例イベント「Aki Matsuri(秋祭り)」が、今年も開催されました。2025年11月16日(日)、ペナン州の商業施設 Sunshine Central にて、朝10時から夜10時まで多彩なプログラムが行われ、会場は一日中にぎわいを見せていました。このイベントは、日本文化とアート、そして友情をテーマにした大規模な交流フェスティバルで、主催はマレーシア日本協会(MJS)やペナン州政府など。毎年、多くの日本人や現地の方々、観光客が訪れる人気イベントです。
見どころ&プログラム
当日は、日本の伝統文化を体験できる企画が盛りだくさんです!和太鼓やソーラン節のステージ、日本人55名による合唱団の公演などが予定されています。また、着物・浴衣のファッションショーや、折り紙・切り紙・抹茶・寿司づくり体験コーナーもあり、日本の文化を「見て」「触れて」楽しめます。他にも、Canon主催の写真ワークショップ、「Miss Akimatsuri」コンテスト、空手のデモンストレーション、学生や地元団体によるパフォーマンスなど、終日楽しめるプログラムが目白押し!子ども向けのゲームや抽選会、QRコードラリーなどもあり、家族連れでも楽しめる内容です。 協力・後援には、在ペナン日本国総領事館、日本人会、ペナン日本人学校をはじめ、Texchem、Canon、Sushi-Yaなどの企業も参加しています。
ペナンに根付く日本文化イベント
ペナンでは毎年、「Aki Matsuri」「Yosakoi」「Bon Odori」が三大日本文化イベントとして定着しています。その中でもAki Matsuriは、日本とマレーシアの“文化の架け橋”として、両国の絆を感じられる場となっています。日本人留学生や現地の学生、家族連れなど、さまざまな人が集まり、文化を通じて自然に交流が生まれるのがこのイベントの魅力です。
感想
現在は日本に帰国しているため参加することはできませんでしたが、Aki Matsuriはマレーシアの方々と日本文化を分かち合える、とても貴重なイベントだと思います。ステージを観たり、体験ブースで現地の人と一緒に楽しんだりする中で、文化や言葉の違いを超えた温かなつながりを実感できたのではないでしょうか。このように、日本の文化がマレーシアで親しまれ、受け入れられていることをとても嬉しく、そして誇らしく思います。
EmPath特派員 サラ(マレーシア)
Topic③ 日本文化・アートフェスティバル
日本文化・アートフェスティバルは、1日限りのイベントで、会場周辺では一日を通して和太鼓のライブパフォーマンスが行われました。屋外エリアでは、野球のピッチングデモンストレーション、合気道、楽しいゲーム、そして焼きそばをはじめとしたさまざまなフードベンダーが並びました。町役場の別館では、抹茶の販売や茶道体験も行われました。
メインホールの屋内エリアでは、リメイク生地を使った雑貨、将棋、折り紙、生け花、旅行のヒント、ジャパングリッシュなど、多彩なブースが出展されていました。たこ焼き、お好み焼き、ソフトクリームの販売もあり、多くの来場者でにぎわいました。
開催日時: 2025年11月2日(日)
イベント種別: アートフェスティバル
会場名: コリングウッド・タウンホール(Collingwood Town Hall, Collingwood)
主催: 日本文化・アートフェスティバル実行委員会
公式ウェブサイト: https://www.jcafmel.com/
(EmPath特派員 ジュリー・イーガン)
Topic④ 「幸せはここにある」—— Art Festival & Happiness 2025 を開催しました
11月17日、世界中から参加者を迎え、オンラインで “Art Festival & Happiness 2025” を開催しました。
日本とアメリカのアートフェスティバル主催者、そしてウェルビーイングや幸福に関する研究者によるプレゼンテーションを通して、「幸せとは何か?」を多角的に考える場となりました。
私たちは、日々の中にすでに存在する“幸せ”に目を向け、立ち止まって振り返る大切さを改めて感じる時間となりました。
アートプログラムでは、参加者の皆さまから「あなたにとってのつながりとは?」というメッセージを集め、日本のアーティストが、日本の伝統である水引をモチーフに共同アート作品として仕上げました。
ご参加くださった皆さま、プレゼンターの皆さま、そしてサポートしてくださった皆さまのおかげで、心温まる“気づき”と“つながり”の時間を共有することができました。
次回のイベントも、ぜひ楽しみにお待ちください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。日々の忙しさの中でも、誰かとのつながりや、小さな気づきが心を温めてくれる季節です。EmPathは、来年もまた、文化・アート・対話を通じて皆さまとつながり続けたいと思います。次号もどうぞお楽しみに。
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